手多汗症 その2
手掌多汗症 その1の続きです。
最近の光学システムや周辺機器の開発により、内視鏡を用いる手術がめざましく進歩しています。
「手掌多汗症」も胸腔鏡下胸部交感神経節切除術による治療が可能になっています。
発汗中枢は視床下部にありますが、手掌多汗症は精神性発汗で大脳からの刺激が深く関与していると考えられます.この神経刺激経路が胸部交感神経を経由しているので同部でこの経路を遮断すれば手のひらの汗が止まります。
皮膚科的治療:アルミニューム製剤等の止汗剤塗布イオントフォレーシス精神科、心療内科の治療:自律神経調整剤の内服、自律神経訓練法麻酔科、ペインクリニック:星状神経節ブロック、交感神経節ブロックなど手術効果はほぼ100%です
■その他の療法
ホルムアルデヒド(ホルマリン)やアルミニウム塩などの制汗剤があり、一時的に汗が減少する。また薬剤液の中に手を入れ弱い電流を流し、汗腺に薬剤を効果的に浸透させるイオンフォレーゼという方法があるが、現在、あまり行われていない。ボツリヌス菌を注射するという治療法もあり、五味クリニックでも検討している。
※いずれの治療法も、患者さんによって効果は違い、向き不向きもあるので信頼できる医師と相談の上、行ってください。
■自分でできる治療法
多汗恐怖症の人のための呼吸法
(1)就寝前にふとんの上で行う。正座かあぐらをかき、全身の汚いものを出すような気持ちで息を吐き出す(呼気)。それから自然におなかに息を吸い込む(吸気)。次に息を止める(保息)。呼気・吸気・保息は2対1対4の比率になるようにする。最初は呼気8秒・吸気4秒・保息16秒で練習し、10秒・5秒・20秒・16秒・8秒・32秒と増やしていく。
(2)右鼻腔を右手親指でふさぎ、左鼻腔をあけ、息を出し、次に息を吸う。今度は左鼻腔を右手中指でふさぎ、右鼻腔をあけ、息を出し、次に吸う。このように左右の鼻腔から交互に呼吸する。
(3)1秒間に1〜2回のリズムで連続的に息を吐き出す。吸気は意識せず、空気が自然に吸入されるままにする。
■五味式自律訓練簡便法
(1) 前述した3種類の呼吸法を最低10分程度行った後、室内を薄暗くしてふとんの上に横になる。目を閉じて、意識を足先→ふくらはき→膝→股関節→おしり→おなか→胸→首→アゴ→口→鼻→目→額→頭先→方→肘→手首→手のひらと集中させ移動させる。これを2,3回繰り返す。
(2)そのまま両手に神経を集中し「両手が重い」とこころのなかで5〜10回唱える。その後、「手がさっぱりしている」と暗示を唱える。目を開けて手足を屈伸させ体をリラックスさせる。
(3)(1)と同様に、再び足先から手のひらまで神経を集中させ、今度は「手のひらが温かい」と5〜10回唱え、その後に「手がさっぱりしている」と暗示を唱える。また体をリラックスさせる。
(4)(1)と同様に神経を集中させて足先から額にきたとき、「額が涼しい」と5〜10回唱える。暗示を繰り返し、体をリラックスさせる。
(5)(1)を同様に繰り返し、最後に、「両手が涼しい」と5〜10回唱える。※これがふとんの上でできるようになれば、電車の中や学校、会社で席についているときでもできます。
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